がんや内臓が原因のことも?危険な腰痛の症状
こんにちは!かわばた整骨院院長の川端です。
ここのところぐっと寒くなって来ましたね。そのせいかぎっくり腰で来院される方が増えて来ました。中には激しい痛みが続く方もいらっしゃいまして骨折や他の病気があるのでは?と心配される方もいらっしゃいます。
そんなわけで危険な腰痛の症状などについて簡単にまとめてみました。当てはまったら必ずこの病気というわけではなく、当てはまるならこういった病気も考えた方が良いという感じです。
初発年齢が18歳以下
腰痛が18歳以下で発生することは少ないとされており18歳以下の腰痛は他の病気を考慮しなければなりません。
考慮する病気
腰椎分離症 | 脚に痛みやしびれは出ていないか? |
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腰椎すべり症 | 脚に痛みやしびれは出ていないか? |
がん | 発熱、体重減少はないか? |
感染 | 発熱はあるか?、背骨を叩くと強い痛みはないか? |
初発年齢が50歳以上
50歳以上になると他の病気で腰痛を起こすことが増えてきます。
考慮する病気
がん | 発熱、体重減少はないか? |
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骨折 | 背骨を叩くと強い痛みはないか? |
腹部大動脈瘤 | お腹や胸にも痛みはないか? |
1ヶ月以上続く
大半の腰痛は1ヶ月以内に疼痛が減少して来ます。1ヶ月を超えても痛みが減少しない場合は別の病気を考慮する必要があります。特に痛みが減少せず段々と強くなる場合は要注意です。
考慮する病気
がん | 発熱、体重減少はないか? |
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強直性脊椎炎 | 体にこわばりや倦怠感はないか? |
裂けるような痛み
裂けるような痛みは非常に危険なサインです。実際に体内の大きな血管の壁が裂けているおそれがあります。層になっている血管の壁に血液が流れ込み、層を引きはがすとこのような痛みになります。
考慮する病気
大動脈解離 | 裂けるような痛みがあったか? |
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特に生活習慣が変わっていないのに体重が減少している
運動を始めたり生活習慣を見直したりして体重が減少するのは良いことですが、そういった原因なしに体重が減少するのは何らかの原因でエネルギーを消耗していると考えなければなりません。
考慮する病気
がん | 発熱、体重減少はないか? |
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発熱がある
普通の腰痛で発熱することはあまりありません。発熱がある場合、別の病気の可能性を考慮しなければなりません。
考慮する病気
感染症 | 発熱・激しい痛みはないか? |
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がん | 発熱、体重減少はないか? |
骨折 | 背骨を叩くと激しく痛まないか? |
腰よりも一方の脚が痛い
腰よりも一方の脚、それも膝より下に痛み、しびれ等がある場合神経根という神経の根元の部分が圧迫されているおそれがあります。
考慮する病気
椎間板ヘルニア | 上向きに寝て脚を持ち上げられると激痛が走るか? |
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背骨を叩くと激しい痛みがある
背骨を指でトントンと叩いた程度の振動で激しく痛むとしたら骨そのものに何かが起こっていると考えなければなりません。
考慮する病気
骨折 | 背骨を叩くと激しく痛まないか? |
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感染症 | 発熱、激しい痛みはないか? |
その他の危険な徴候
- 楽な体勢がない
- 痛みで眠れない
- 歩くと痛みが悪化する
等も危険な徴候です。
当てはまるかも?と思った場合は医療機関で相談してみて下さいね。
ではまた!