ゴリゴリした肩甲骨の痛み!原因と治し方
こんにちは!『骨格から根本的に治す倉敷の整骨院』かわばた整骨院院長の川端です。申し訳ありませんがマッサージはほとんどしていません。マッサージをご希望の方はお近くのマッサージ屋さんへどうぞ!
さて、よくある患者さんの症状にゴリゴリとした肩甲骨の痛みがあります。さらに話を聞いてみると腕を動かすと肩甲骨の奥が痛い。これは一体何でしょう?
その前に肩甲骨の構造を確認しておきましょう。実は肩甲骨は肋骨の上に乗っていますが肋骨とは直接つながっていません。肋骨の上に乗ってただすべっているだけなんですね。
さらに付け加えると、腕を動かすと同時に肩甲骨も動きます。
そして肩甲骨は鎖骨によって胸の骨、胸骨と関節を作っています。ここが肩甲骨と胴体が骨でつながっている唯一の場所です。なので鎖骨に問題があると肩甲骨が動かなくなって腕が上がらなくなる…なんてこともあります。
肩甲骨の痛みの原因は肋骨にある場合が多い
そんなわけで腕を動かすと同時に肩甲骨が肋骨の上を滑って動くわけですがこの時肩甲骨が痛い場合、多くは肋骨に問題があります。
何本かの肋骨が後ろに突出しているため肋骨の上を滑っている肩甲骨にゴリゴリ当たって痛むわけです。痛いのでマッサージを受けたくなるようですが残念ながらマッサージではなかなか改善しません。
この場合の痛みを改善させるには突出している肋骨を正常な位置に戻して肋骨をたいらにする必要があるからです。
肋骨を治すには胸椎を先に治す必要がある
では肋骨だけを治せば良いかというとそういうわけにも行きません。多くの場合、肋骨だけ治してもすぐに元通り突出してしまいます。なぜかというと肋骨が付着している胸椎にも問題がある場合が多いからです。
肋骨のほとんどは12個ある胸椎のうち2つの隙き間に付着しています。そのため付着している胸椎に可動性の制限などがあると肋骨の動きにも制限が生じてしまいます。肋骨が後ろに動いたまま前に戻らなくなった状態が後方に突出した状態です。
なので、肋骨の前に胸椎を治す必要があります。胸椎が治れば多くの場合肋骨も治ってしまいます。
ちなみに、胸椎を治すにも背骨の他の部分を治す必要があったり骨盤を治す必要があったり姿勢を正さなければならなかったりするのできちんと治す場合は全身をチェックして治療する必要があります。
マッサージで治す場合は肋骨が付着している胸椎を探す
当院では関節にアプローチして治療していきますが、もしマッサージで治すという場合は後ろに飛び出している肋骨をたどって付着している胸椎の筋肉をマッサージすると良いと思います。
おそらくその胸椎も可動性が制限されているはずなので動きを制限している小さな筋肉があるはずです。その筋肉を丁寧に見つけてマッサージすれば改善するはずです。
まとめ
- 腕を動かした時に肩甲骨が痛いのは肋骨に問題があることが多い
- 後方に突出した肋骨が肩甲骨に当たって痛みを起こしている
- 肋骨を治すには先に付着している胸椎を治す必要がある
ということでした。
ではまた!