とてつもなく眠い…体がだるい時の(個人的)原因ベスト3

こんにちは!岡山にやってきて1年以上経つのにさっぱり岡山になじめていないかわばた整骨院院長の川端です!

こんな仕事をしている私ですが、自分の体の調子が悪いことは意外と多かったりします。どうしても自分の体は後回しになってしまい、仕事に支障が出るほど悪くなってから自分で原因を調べて治すことが良くあります。

そんなわけで体がだるい原因ベスト3!ちなみに、良く起こる順というよりは体がよりだるい順です。

だるい原因 第3位 上部頸椎の異常

まずは頸椎、それも上部頸椎です。治療する部位としても非常に重要な部分です。ここしか治療しないという治療法の流派があるくらいです。

なぜ上部頸椎の異常で体がだるくなるのでしょうか?

仮説1 脳の血流を悪くする

上部頸椎は首と頭の境目です。この辺りから血管が頭蓋骨へと出入りしているため、上部頸椎の異常は脳の血流を悪くしてしまう可能性があります。

緊張性頭痛などは肩や首の緊張で脳の血流を低下させるというので上部頸椎の異常で脳の血流が低下する可能性も十分あると考えられます。

仮説2 頭蓋骨をゆがませる

上部頸椎は頭蓋骨をすぐ下で支えています。そのため上部頸椎が傾いたりねじれたりしていると頭蓋骨をゆがませてしまう可能性があります。

常に頭が傾いている人、眼鏡が傾いてしまう人、耳の高さが違う人などは上部頸椎に異常がある可能性があります。

上部頸椎をまんべんなく触ってみて激しく痛い部分があるならば、おそらく上部頸椎に異常があります。

だるい原因 第2位 骨盤の異常

骨盤の異常があると私の場合体が非常にだるくなります。長期間放置しているとだるすぎて立っているのも辛くなることがあるほどです。

そして不思議なことに骨盤の異常を解消すると即座にだるさが改善してきます。

骨盤の異常でなぜ体がだるくなるのでしょうか?

仮説1 姿勢が悪くなる

骨盤に異常があると全身の姿勢が悪くなります。典型的なパターンは骨盤が後ろに倒れ、腰が後ろに曲がり頭を前に突き出す姿勢です。

骨盤に異常があると骨盤を立てた姿勢が取りづらくなります。この場合、姿勢が悪いと叱っても良い姿勢を取るのが非常に苦痛です。悪い姿勢が続く子供はまず骨盤の異常を解消してあげると良い姿勢を取りやすくなります。

姿勢が悪くなることによって体がだるくなるというのは、長期的には考えられますが骨盤の異常を解消すると即座にだるさが改善するという点が説明できません。無理に良い姿勢をとっても即座にだるさが解消することがないからです。

仮説2 脳脊髄液の循環が悪くなる

脳と脊髄は脳脊髄液という液体の中に浮かんでいます。そしてそれらは丈夫な膜で包まれています。脳脊髄液はその中を循環し、少しずつ入れ替わります。

脳脊髄液は脳と脊髄に栄養を与え、同時に老廃物を除去する働きをしています。そのため脳脊髄液の循環が悪くなると脳と脊髄の疲労が回復しにくくなるおそれがあります。

【参考】
脳の自浄システムが明らかに(ナショナルジオグラフィック)

そして骨盤の仙骨には脳と脊髄を包む膜の末端が付着しています。骨盤の異常により仙骨の可動性が障害されると膜の可動性も障害され脳脊髄液の循環に悪影響を与えると考えられます。

この仮説を裏付ける実験が簡単に行なえます。体がだるい時、足を肩幅に開いて立ち腰を回します。前→右→後→左→前と無理のないスピードで 10 回ほど回し、同じように反対向きにも回す。これを5分ほど繰り返します。

体のだるさが軽くなるのが感じられるはずです。それだけでなく頭もすっきりしてくるのが感じられるはずです。ちなみに体のだるさも実は体ではなく脳が疲れて感じていると言われています。

だるい原因 第1位 頭蓋骨の異常

個人的に一番だるくなるのが頭蓋骨の異常です。頭蓋骨の異常って何?と思われると思いますが頭蓋骨の合わせ目(縫合)の遊びがなくなった状態です。わかりやすく言うと骨の合わせ目が固まってしまってほんの少しあるはずの余裕がなくなる状態です。

特に目の奥の骨(蝶形骨)と後頭骨の合わせ目が剪断される様な形で固まってしまうととてつもなくだるくなります。

では、なぜそんな頭蓋骨の合わせ目の余裕がなくなるだけで体がだるくなってしまうのでしょう?

仮説1 脳脊髄液の循環が悪くなる

骨盤の異常と同じですがこちらの方が直接的な影響が大きそうです。頭蓋骨の骨の合わせ目には本来ほんの少し余裕があって全体として少し柔らかいはずなのですが、これが固まって余裕がなくなってしまうと全体としても固くなってしまい脳脊髄液の循環に悪い影響を与えると考えられます。

仮説2 ホルモンの分泌が悪くなる

蝶形骨の上には様々なホルモンをコントロールする下垂体が乗っています。そのため蝶形骨の異常は下垂体からのホルモン分泌に悪影響を与えるおそれがあります。

下垂体から分泌されるホルモンには以下のものなどがあります。

  • 成長ホルモン … 体の回復に関わる
  • 副腎皮質刺激ホルモン … ストレスに対応する副腎皮質ホルモンの分泌を促す
  • 甲状腺刺激ホルモン … 体の代謝機能を亢進させる甲状腺ホルモンの分泌を促す

どれも分泌が低下すると体がだるくなりそうなホルモンです。

ちなみに私自身この頭蓋骨の異常でブレインフォグ(頭に霧がかかった感じ)になってしまったことがあります。幸い自分で原因に気づいて治せましたがあの状態が続くと非常に危険だったと思います。

最後に

というわけで個人的な体がだるい時の原因ベスト3でした!同じように体だだるい方の参考になると幸いです。

なお、体がだるくなる原因には危険な病気もあり得ますのでこれまで経験したことのないような体のだるさを感じたらまずは病院などを受診することをお勧めします。それでも原因が見つからなかったら骨格の異常を疑ってみて下さいね。

ではまた!